外付けセミブレークイン回路の製作


何に使うの?と言われそうですが・・・・

実は、ピコ6をもっているんですが、ブレークイン回路が無いので使いにくいのです。

それで作ってみることにしました。

どうもキットが有るようなのですが、できあがってしまってから知りました。^^;

また、ローカルのOM(JG1YGHの先輩)はピコ6の電池ボックスに内蔵したそうです。

良いアイデアですが、でももうこれを作っちゃったので、まぁいいかと思うことにしました。

それから本来不要ですが、FT-817でも使えました。


この回路は7K1PTOのページに記載されている回路を参考に作りました。

(http://7k1pto.hp.infoseek.co.jp/7k1pto/make_sitbrk1.htm)


図1に回路図を示します。


参考にした回路では2SA733のコレクタに接続されているコンデンサが10μFとなっていましたが、

ちょっと遅延時間が短いと感じたので、ここでは47μFとしました。

(でも実際の運用だと10μFでも十分かもしれません。)

2SC1815のベースにつながっている可変抵抗10kΩの値を大きくすることも考えられますが、

大きくしすぎるとベース電流が小さくなって回路が動作しませんでした。


リレーはZETTLERAZ853-2C-3DEAを使いました。

3V駆動のリレーと言うことで探していたら、このリレーがたまたまそれだったと言うことです。

このリレー、コイル側回路に極性が有ります。

最初、知らずに逆に付けていて回路が動作せず焦りましたが、

ためしに逆にしてみたら動いてくれました。

今回、放電用のダイオードを付けていますが、

もしかしたらダイオードが内臓されているのかもしれません。


フォトカプラはTLP521を使いました。手持ちの在庫品です。

まだ作られているのか、出回っているかどうかは判りません。

当初、フォトカプラの回路は付けず、

無線機のキー入力と、この(フォトカプラの無い)回路をコネクタで並列につないだのですが、

うまくキーイングしてくれなかったので、後で追加しました。


2SA733のエミッタにつながっている20Ωですが、要らないかもしれません。

入れるつもりはなかったのですが、間違えて付けちゃいました。

動作しているのではずしてません。

あと、2SA733のエミッタとコレクタを逆につないでしまっていました。

動作していたので最初気が付かなかったのですが、

回路のチェックをしているときに気づいてしまいました。^^;

直流回路だと逆でも動作するようです。(知らなかった。勉強になりました。)

でもベース電流が多くなりhfeが小さくなるそうなので、付けなおしました。

(http://www.ne.scphys.kyoto-u.ac.jp/~enyo/kougi/elec/node21.html参照)



図1 セミブレークイン回路


 

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