fedoraでパケット 2003年12月21日
(本 記事は 2003年12月13日 FWD-NETに流したものです。)
redhatが個人向けの無償パッケージの供給を止めてしまいましたねぇ。
引 き継いだのがfedoraというプロジェクトなのだそうです。
と 言うわけで、fedora Core 1でax25が使えるかどうか試してみました。
redhat9との違いはあまり無いようなのですが、詳しくは知りません。
作 業の内容は以下
1. カーネル再構築
2.ax25ライブラリ、ツール類インストール
3. 設定、動作確認
1. カーネル再構築
ま ずはカーネル再構築
redhat社のwebpageにあるredhat9のカスタマイズガイドにそって作業をしますが、
例 によって、すんなりとは行ってくれません。
make bzImageの 途中で "undefined reference to `active_load_balance'"
と 出て止まってしまいました。
こ の場合の対処方法は、make nemuconfigの 時、
"Processor type and features"の"High Memory Suppor"をoff に して
一 旦登録終了、もう一度make menuconfigを 立ち上げて必要な設定に
す ると回避できるようです。
(ソース:http://pc.2ch.net/test/read.cgi/linux/1068627220/55)
fedoraではAmateur Radio supportがデフォルトでonになっていますね。
(ちょっ とうれしかったです。)
し かし、redhat8の時にあったmkiss.oのトラブルが、
fedoraでも直っておらず、make menuconfigの 時に
Serial port KISS driverを<M>にしないとmkiss.oが動作しません。
(従っ てkissattachが使えません。)
ど うやら<Y>(<*>)にすると、本来作られるはずのmkiss.oが作られず、
結 局カーネルから漏れてしまっているようです。
(Vineではこんな事はなかったんですけどねぇ。)
2.ax25ライブラリ、ツール類インストール
以 下のファイルをダウンロード、インストール
ax25-apps-0.0.6.tar.gz
ax25-tools-0.0.8.tar.gz
libax25-0.0.11.tar.gz
(入 手先 http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=24545)
こ れらについては特に問題ありませんでした。
(が、 作業の前にLinux Amateur Radio AX.25 HOWTOを読まれることを
お勧めします。)
あ と、redhat8の時はminicomをわざわざインストールした記憶があるのですが、
fedoraにはminicom2.0.0が含まれているようで、最初から使えるようになっていました。
こ の点はFBですね。
3. 設定、動作確認
前 述Linux Amateur Radio AX.25 HOWTOを元に/etc/ax25/axportsと
/etc/ax25/ax25d.confを設定。
あ と、/etc/module.confに"alias tty-ldisc-5 mkiss"の行があることを確認する。
(無 ければ追加。私のには無かった。)
次 に動作確認。fedora機にTNCと無線機を接続。
ま た、それとは別に端末用のPC、TNC、無線機を用意。
minicomでTNCをkissモードに設定、kissattach,ax25dを起動して
fedora機は準備完了、端末機からfedora機にログインして
読 み書きの動作確認をしました。
特 に問題なく動いているようです。
fbbは・・・・どなたか確認してください。
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