最近になってやっとCWで交信するようになりました。
(本当は「できるようになった」と書きたいが・・・)
時間がたつと自分がどうやって参入したか忘れてしまうので、
今のうちに自分がしたことを書き留めておこうと思いました。
今からCWをやろうと思っている人がこれを見て、
ちょっとでもヒントが見つかればいいなと思います。
私のやり方は厳格なOMからは「正調CWでは無い」と叱られそうですが
まぁプロじゃないですし、まずは参加することが先決ですので、
型にこだわる必要はないと思いました。
まずは受信練習
これは「聞いて書き取る」ですね。オーソドックスですが。
テープとかCDとかも有るようですが、内容を覚えてしまって練習にならないので
パソコンのCW練習ソフトを使用しました。
わたしがライセンスを取ったときにはすでに送信試験は有りませんでした。
このときモールス符号を覚えたのですが、試験合格が優先でアルファベットしか
練習しなかったため、今でも数字は取りづらいです。^^;
次に送信、選んだキー。
私は縦形電鍵が使えません。エレキーだけです。
最初に練習したのもエレキーです。
理由はエレキーが正しい長音、短点が打てるという事と、
「初心者向き」らしいと言うことです。
縦形電鍵で練習していたのでは習得に時間がかかり、
打てるようになる前にあきらめていたのではないかと自分では思っています。
(とにかく参加してみることが先決だと思いました。)
ただし、縦形電鍵を否定するつもりはありません。
エスカルゴコンテストに出てみたいと密かに思っています。
送信練習。
パソコンのCWデコードソフトを使いました。
「初心者は自分の符号が正しいかどうか判断できない」と言うことから、
昔は送信練習の自習が難しかったと思います。
しかし、今は状況がちがいます。
インターネット経由でCWのデコードソフトが無料で手に入るので、
これを使うことで正しい符号の練習が一人で出来ますよ。
(例えばWin_CW、googleで探せばすぐ見つかりました。(2004年9月現在))
デコードソフトは、正しい符号(長短点比、文字間、単語間)を打たないと
きちんと識字してくれないので送信練習には最適だと思います。
(これのおかげでCWへの参入が格段に容易になったと思います。)
一部のOMの方にも、このソフトを活用してご自分の符号のチェックして
いただきたいと思うことがあります。
(デコードソフトでの識字の場合、縦形電鍵だと難しいかも?とどこかのサイトに
書いてあったような記憶がありますが、キーヤーなら文字そのものを打つのは簡単です。
デコードソフトだと文字間、単語間の訓練(矯正)ができてとてもFBだと思いますよ。)
これからは、アマチュアのCW練習も、早い段階から送信練習を取り入れたほうが良いように思います。
受信練習は当然必須ですが、そればかりにこだわる必要は無く、
両方やることで(飽きずに)早く上達できるのではないかと思います。
あとは、身近にアドバイスをいただける方がいると一番良いですね。
アドバイスとまではいかなくてもCWについて会話する中でいろいろ
ヒントがもらえます。私はJG1YGHの諸先輩に触発され、アドバイスを
受けたことで運用までこぎつけました。
CWをやっていて感じるのは応答の良さです。
5wで運用しているのですが、フォーンだとなかなかとってもらえないのに
CWだとすぐに取ってもらえることが多いですね。
と言うことでちょっと考察
(考え方や使っている数字が正しいかどうかは検証していません。)
現代のCWの存在意義!(心して読むように。間違っていたらごめんね。)
一般的にノイズは広帯域なので、フィルタの通過帯域が広いほど
ノイズの電力は大きくなります。
仮にノイズレベルが帯域内一様とすると、ノイズの電力はフィルターの帯域に
比例すると考えられるので、SSBとCWを比較した場合、
帯域幅がそれぞれ、SSBが2000Hz、CWで500Hzだとすると、
フィルターを通過するノイズの電力はCWの方が6dB少なくなる計算になります。
(簡単な考察のため、フィルタ特性は単純な矩形としています。
数字は出してみたものの6dBは感覚的にはどうなんだろう?^^;)
つまり、諸事情でノイズが増えつつある現代のHF環境では、
CWによる通信が一番適していると言え、
今後、CWの需要はますます増えることが予想されます。ってか?。
(まぁ私がやりだしたくらいですからね。)
Copyright (C) 2004.9.20 Kadowaki Isamu