移動運用                                                                                                                                       JQ1QNV

FT-817の稼働率向上をはかる意味も有って、ときどき車で移動運用することがあります。
そのときの設備はこんな感じです。



アンテナの説明

JG1YGHのSGH先輩がミーティングのときに「給電点は高いほうが良い」と言っていたのを
鵜呑みにして作りました。

カーボンファイバポールの先にソーターバランを付け、リボンフィーダで給電するようにしたものです。
エレメントの片方を別な竿の先にくくりつけて水平方向に張り、もう片方のエレメントは
だらりと垂れ下がった状態で使っています。

国内であれば問題なく使えます。
7MHzを意識して作っていますが、チューナとリボンフィーダの長さ調整で、
10MHz,21MHzでも運用の実績はあります。(*1)
エレメントにワイヤを継ぎ足すことで、3.5MHzの運用も可能です。
8N1420T/1のとき、このアンテナで1.8MHzでもやったことがありますが、
さすがに無理があったようです。 ^^;

ちなみに、カーボンファイバの竿は電気を良く通します。
(抵抗を実測してみました。値は忘れてしまいましたが)
なので、垂直アンテナとしてエレメントを沿わせて使うには不向きだと思います。
買った後で気が付いてしまいました。
でもグラス竿より剛性が高いので上空にバランを付けて水平に張るような使い方には向きます。

また、給電にリボンフィーダを採用した理由は、軽さを重要視したことと、
平衡フィーダは反射の状態でも使われると何かの本に書いてあったこと、
「ちょん切る」、「つなぐ」を躊躇しないで済むことです。

フィーダとエレメントの間のインピーダンスが不整合なので、
というか整合は最初からあきらめているので、
チューナからエレメントまでは反射させながらの送電となりますが、
「これはスタブなんだ!」と思い込むことにして使っています。 ^^;
チューナとリボンフィーダの接続は平衡給電です。
KS-S9は不平衡接続なので、強制バランをかませて接続しています。



運用風景。

(*1) 運用周波数の記載が無いとの指摘を受け追記しました。(TNX JA1XFA)


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